狙ったキーワードで検索上位を取りたいです。
キーワード選定のやり方を教えてください。
この記事でわかること
- SEOキーワード選定のやり方[6ステップ]
- SEOキーワード選定のコツ[初心者向け]
- キーワード選定後にやるべき事[重要]
- キーワード選定に便利なツール16種類
本記事の信頼性
Twitter:トミヨシ(@tomiyoshisuzuki)
当ブログでは「ブログを母艦にお金と心の自由を手に入れる」の理念のもと、ブログの始め方やコツについて発信しています。詳しくはプロフィールをご覧下さい。
SEO集客を成功させるには、キーワード選定が非常に重要なのですが・・・
「何だかよくわからん!」「どうすればいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はブログ初心者でも「失敗しないキーワード選定」が出来るよう、具体的なやり方を解説していきます。
僕も実際にこのキーワード選定の方法で、複数キーワードで検索1位を獲得し、それなりに成果を出しています。↓
※所有している他サイト→VOD・エンタメ特化サイトの一部です。
ちなみに僕はブログ初心者の頃「キーワード選定」を知らずに、アクセスが寂しすぎる期間を2年近く過ごした経験があります。
過去の僕みたいに、「記事増やしてもアクセスが集まらんやんけ」なんて失敗を防ぐためにも、基本をしっかりマスターしていきましょう。
細かく解説してるので、内容はちょっと長めです。
ブックマークするなどして、ゆっくり読みすすめてくださいね。
目次
SEOキーワード選定とは?【重要性と基礎理解】
SEOキーワード選定とは、検索エンジンの検索結果で、上位に表示させたいキーワードを決める作業のこと。
ちなみに、SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字をとった略語です。検索エンジン最適化とは、Google検索やYahoo!検索で上位に掲載されるために行う対策のことを言います。
上記で説明した[SEO]に対して、「どのキーワードで上位を狙おうかな?」と選んでいく作業のことを[SEOキーワード選定]と言います。
検索流入を増やすために非常に大切!
SEOキーワード選定は、検索流入を増やすためにも非常に重要です。
キーワード選定ができていないと、検索エンジンで「あなたの記事」が上位に表示されず『ぜんぜん読まれない・・・』なんて事になってしまいます。
以下、読者がブログに訪れる流れ↓
キーワード選定して
記事を作る
狙ったキーワードで
上位に表示される
検索ユーザーの目に付き
クリックしてもらえる
記事にアクセスが集まる
キーワード選定は、検索上位に表示させて、読者に読んでもらうために大切な作業となります。
検索されるキーワードはユーザーの悩み
検索されるキーワードは『ユーザーの悩み』そのものです。
人が何かを検索する理由は[悩みや疑問を解決する為]であり、そこに入力するキーワードはユーザーの悩みをストレートに表したものです。
例えば、あなたが「ブログのアクセスが少なくて悩んでいる」としたら、何と検索しますか?
おそらく[ブログ アクセス 増やし方]や[ブログ アクセス 増えない]と検索するのではないでしょうか?
これらのキーワードを意識することは、読者のニーズに応える上でとても大切です。
ちなみに[ブログ アクセス 増やし方]のように、組み合わされたキーワードは、ユーザーの悩み・疑問をより絞り込んだものになります。
このあと解説する[SEOキーワード選定]において、とても重要な要素です。
SEOキーワード選定における「種類」と「分類」
検索されるキーワードはその性質によって[検索ニーズ]や[検索ボリューム]で分類する事ができます。
キーワードの種類と分類
- 検索ニーズによる分類
- 検索ボリュームによる分類
それぞれ解説します。
1:「検索ニーズ」によるキーワードの分類4つ
一つ目は、検索ニーズによる分類で、以下のように4つに分けることができます。
- [Doクエリ]やりたい
何かアクションを起こしたい時に入力する。
「ブログ 書き方」「パソコン 修理」など - [Goクエリ]行きたい
特定の場所へ行きたい時に検索するキーワード。
「ディズニーランド 住所」など - [Knowクエリ]知りたい
意味を知りたい時に入力するキーワード。
「〇〇 知りたい」「〇〇とは?」など - [Buyクエリ]買いたい
買いたいものがある時に入力するキーワード
「自転車 金額」「靴 料金」など
これは、[すべてのマーケターが知っておくべき4つの新しい瞬間]として、Googleも提唱しているもの。
BuyクエリはDoクエリにも含まれる部分がありますが、ニーズが大きい部分なので、独立した分類となっています。
2:「検索ボリューム」によるキーワードの種類3つ
二つ目は検索ボリュームによる分類。
検索ボリュームで分けると、以下の3つに分けることができ、その種類によって検索上位獲得への難易度が変わります。
- ビッグキーワード
月間検索数が1万以上
1~2語のKWで構成されることが多い
例:[ブログ]などの1語のキーワード - ミドルキーワード
月間検索数が1000~1万
2~3語のKWで構成されることが多い
例:[ブログ・キーワード選定]など - スモールキーワード
月間検索数が1000以下
3語以上のKWで構成されることが多い
例:[ブログ・キーワード選定・初心者]など
※ロングテールキーワードとも言う
ビッグキーワードの方が検索ボリューム(需要)も大きいですが、その分競合サイトも多くなるので、上位表示の難易度は高くなります。
逆に、[ミドル][ロングテール]とキーワードの組み合わせが増えていくほど「検索ボリューム」は低くなりますが、その分ライバルも減るので上位表示させやすくなっていきます。
このようにキーワードを組み合わせることを「複合キーワード」と言います。
最初のうちは、複合キーワードである[ロングテールキーワード]を狙っていくのが、王道スタイルになります。
SEOキーワード選定をする前に押さえておくポイント
SEOキーワードの選定を行う前に、押さえておくべきポイントは以下の4つ。
- サイトのテーマと目的を明確にする
- ターゲットとペルソナの設定をする
- ユーザーが選ぶ検索キーワードをイメージ
- ロングテールキーワードから狙う
具体的なキーワード選定の手順に入る前に、これらを意識しておくと、スムーズに進めることができます
1:サイトのテーマと目的を明確にする
SEOキーワード選定をするには、まずサイトのテーマを明確にすることが大切です。
サイト全体で「誰に何を伝えたいのか?」を明確にすることで、訪れるユーザーに有益な情報を網羅的に伝えることが可能になります。
また、検索エンジンに対してもサイトの内容を理解させやすくし、関連するキーワードが蓄積することによってブログ全体でのSEO効果も期待できます。
- ブログ全体で濃い情報提供ができる
- ブログ全体のSEO効果も高められる
ということですね。
2:ターゲットとペルソナの設定をする
SEOキーワード選定をする上で、ターゲットとペルソナの設定も非常に重要です。
- [ターゲット]
ブログを訪れるであろう特定のグループや読者のこと - [ペルソナ]
読者の具体的なイメージキャラクターを作り上げること
例えば、『フィットネスブログ』を運営する場合だと
ターゲットを「フィットネス初心者」とし、ペルソナとして「オフィスワーカーの健康志向な男性、35歳くらい」と、より具体化します。
そうすることで、ユーザーの生活シーン、欲求、悩みなどをより具体的にイメージしやすくなります。
慣れないうちは、ペルソナを過去の自分に設定するのがコツ
何を求めているかもイメージしやすくなりますよ
3:ユーザーが選ぶ検索キーワードをイメージ
ペルソナが決まったら、ユーザーが検索しそうな[キーワード]をイメージしていきます。
例えば、先ほどの「オフィスワーカーの男性/フィットネス初心者」だった場合、下記のような検索キーワードがイメージできます。
- デスクワーク・運動不足・対策
- 短時間・トレーニング・方法
- ダイエット・食事・オススメ
- モチベーション・維持・コツ
- ダイエット・30代・男性・筋トレ
この過程で、サイト全体でどのような情報を提供すべきか、少しずつ明確になって来ると思います。
最初のうちは、なんとなくのイメージでOKです。
具体的なキーワード選定をしていく中で、少しずつ慣れていきましょう
SEOキーワード選定のやり方【ブログ初心者OK】
SEOキーワード選定の具体的なやり方は、以下の6ステップです。
- 狙うメインキーワードを決める
- 複合キーワードを抽出(ツールを使用)
- 検索ボリュームをチェックする
- キーワードを分類しグループ分けする
- 優先順位をつけてキーワード選定
- 検索意図を元に想定読者をイメージ
今回は例として、下記のようなサイトを事例に考えてみます↓
- サイトの目的
副業、スキルアップ、転職など仕事に関する情報を発信するサイト - ジャンル
副業、資格、転職、マインドセットなど - ターゲット
現状を変えたいと思っている35歳会社員
上記を前提として進めていきます。
1:狙うメインキーワードを決める
まずは[メインキーワード]を決めていきます。
[メインキーワード]は思いつく限り出してみてOK。この時点で1つに絞る必要はありません。
例えば先ほどのペルソナを軸に考えると、以下のような候補が挙げられます。
- 副業
- 転職
- 働き方
- 資格取得
- スキルアップ
- マインドセット
- 稼ぐ
- 独立
ここではあまり難しく考えず、思いつく限り「候補キーワード」を出してみましょう。
「検索されないかも..」なんて偏見は捨てる
思いもよらない検索キーワードから集客に成功することも普通にあります。
「これは検索されないかも」なんて偏見は捨ててください。
特に、「〇〇できない」など悩みに繋がるキーワードは根が深いので、検索されるキーワードも豊富です
ちなみに、メインキーワードを考えるときは下記ツールがオススメです。
メインキーワードに関連する[意外なワード]が見つかったり、「読者の悩み」などをイメージしやすくなりますよ
2:複合キーワードを抽出する(ツールを使用)
メインのキーワードが決まったら、それぞれの複合キーワードを抽出していきます。
複合キーワードとは、複数のキーワードを組み合わせたもの。
例えば、メインキーワードが[副業]なら[副業 おすすめ][副業 確定申告 やり方 ]というような2~3個のキーワードを組み合わせたものになります。
これら複合キーワードは『ラッコキーワード』で抽出するのがおすすめです。
『ラッコキーワード』は、無料のキーワードリサーチツールです。
メインキーワードを軸にした、あらゆる情報を取得することができます。
ただし、非ログイン時は1日5回の回数制限が設定されています。
メールアドレスだけで無料登録できるので、先に済ませておきましょう。
という訳で今回は、[副業 おすすめ]をメインキーワードとして掘り下げていきます。
メインキーワードを『ラッコキーワード』で検索
『ラッコキーワード』に[副業]と入力し、検索します
検索結果には、[副業]を含んだ一緒に検索されるキーワードが表示されました。
まずはこの中から、自分が扱うテーマとして書けそうな(情報提供できそうな)ものを選びましょう。
今回は[副業 おすすめ]を選んでみます。
しかし、このままでは まだ範囲が広いミドルキーワードなので、ここから更に絞り込みます。
選んだ「2語キーワード」を更に検索する
選んだ[副業 おすすめ]のキーワードの横にある[再検索マーク]をクリックします
すると、その2語キーワードを含んだ3つ目のキーワードが出て来るので、画面右上にある[全キーワードコピー(重複除去)]をクリックしてコピーしておきましょう。
※クリックするだけで、コピーは完了します
3:検索ボリュームをチェックする(キーワードプランナー)
次は、選んだ『3語キーワード』の検索ボリュームをチェックしていきます。
検索ボリュームというのは、1ヶ月間に検索された回数のこと。
これをチェックしておくことで、過去データに基づいた検索需要のあるキーワードを選定することができます。
要は、「失敗しにくいキーワード」を選定できるってことですね。
使うツールはGoogleキーワードプランナーです。
Googleキーワードプランナーとは、Google広告のサービス内に用意された広告効果を上げるためのキーワード選定ツールです。
キーワードプランナーを使うには、Google広告へ登録しなくてはいけません。
登録の手順については、キーワードプランナーの使い方と初期設定のやり方【無料で使う方法】のページで紹介しているので、そちらを参照してください。
-
【2023年最新】キーワードプランナーを無料で使う手順と使い方3つ
続きを見る
「キーワードプランナー」に移動する
Google広告へログイン後、「ツールと設定」>「プランニング」>「キーワードプランナー」と進みます。
キーワードの検索ボリュームを調査する
右側の[検索のボリュームと予測のデータを確認する]をクリックします。
検索枠内に先ほど選んだ『キーワードリスト』を貼り付けて右下の[開始する]をクリック。
下記のように表示されればOKです。
表示された月間検索ボリュームを見やすくするときは『月間検索ボリューム』をクリックして並び順を変更します。
今回は有料広告を出さない形で進めているので、ざっくりとした検索ボリュームが表示されていますが、有料広告を出すとより詳細な数字を確認できます。
有料広告を出さない場合
- 0(-)
- 10~100
- 100~1000
- 1000~1万
- 1万~10万
あくまで指標なので、現段階ではこれでOKです。
詳細な数字を確認したい方は、有料広告の出稿をオススメします。
「キーワードデータ」をダウンロードする
最後に、右上の方にある[↓]マークをクリックして、CSVファイルをダウンロードしておきます。
※エクセルでもGoogleスプレッドシートでもどちらでもOK
下記画面でファイル名を入力し、[ダウンロード]をクリックします。
ダウンロードしたスプレッドシートを開くと以下のようになります。
これで[複合キーワード]のダウンロードは完了です。
4:キーワードを分類してカテゴリー分けする
次は、キーワードを分類してカテゴリー分けしていきます。
その前に、そのままだと見にくいので、見やすく整理していきます。
必要な項目だけ残して整理する
キーワード選定に必要となる、
- [A列|Keyword(キーワード)]
- [D列|Avg. monthly searches(月間検索数)]
- [G列|Competition(競合性)]
だけ残して、それ以外は削除していきます。
整理すると、以下のような感じになります
ちなみに、キーワードプランナーで「10~100」と表示されていた数字が「50.0」と変化していますが、気にしなくてOKです。仕様でそうなるだけです
- 50.0=10~100
- 500.0=100~1000
- 5000.0=1000~1万
という感じですね
検索ボリュームが低いキーワードを削除する
さらに無駄を省くために、「検索ボリュームが低すぎるキーワード」を削除していきます。
検索ボリュームが低すぎるキーワードを狙っていると、せっかく上位表示されても全く検索流入が見込めないことがあるので注意です。
今回は検索ボリュームが空白になっている行だけ削除しました。
検索ニーズごとにグループ分けしていく
今度は、このキーワードを同じ「検索ニーズ」ごとにグループ分けしていきます。
検索された目的とか、種類によって「キーワード」を分類(色分け)するとこんな感じになります↓
言葉が違っていても、同じ意味であれば同じ色にしています。
こんなふうに、検索意図をイメージしながら色分けすることで、これから作成する記事の内容をイメージしやすくなります。
キーワード分類のコツ
- よくわからない時は
そのキーワードで検索してみる - 記事にしないものは
グレーで振り分けておく - 完璧に分けなくても
イメージできればOK
最初は検索意図がイメージしにくいと思いますが、慣れてくれば、何となく感覚を掴めると思います。
検索意図を知るには、ネタにする事柄や、紹介したい商品サービスなどを実際に体験(経験)しておくことが大切です。
ネットで調べた情報を 表面的な知識で書こうと思っても、イメージできないので注意してください。
検索意図ごとに「1記事ずつ」狙う
記事作成においては、検索意図ごとに1記事ずつ(KWの組み合せ)で狙っていくのがコツです。
例えば、同じ[副業 おすすめ]でも、検索するユーザーの立場によって、欲しい情報は違います。
以下、「検索意図→ヒューマン系」でまとめたキーワードの場合↓
同じ[おすすめの副業]を探しているユーザーでも「会社員」「主婦」「学生」では求める情報が変わってくるはずです。
- 【会社員】
退社後や仕事の合間にできる副業(会社にバレたくない可能性も) - 【主婦】
家事、育児の合間にできる仕事(外出、初期投資は難しい可能性あり) - 【学生】
年齢的にOKな副業(親の承諾が必要、又はバレたくない?)
上記のように分けることで、幅広い観点で記事を増やしていく事もできますし、ブログ全体の[テーマに対しての網羅性]も高めていけます。
5:優先順位を付ける【100~1000がおすすめ】
次はブログ記事のテーマとして扱うキーワードの優先順位を決めていきます。
優先順位を付ける理由は「キーワードには難易度があるから」です。
キーワードの難易度
- 検索ボリューム1000以上
競合が強くてすぐには上位表示できない - 検索ボリューム100~1000
上位を取れる可能性有り+アクセスもある - 検索ボリューム100以下
上位を取りやすい+アクセスは少なめ
最初から大きい検索ボリュームを狙っても上位を取れないので、「勝てそうなところ」から狙ってアクセスを集めていきましょう。
※スプレッドシートで見た場合「50.0」「500.0」のあたり
おすすめは100~1000くらいの検索ボリュームですが、10~100でもぜんぜんOKです。
キーワードプランナーの指標はあくまで目安にすぎない
ちなみに、キーワードプランナーの「10~100」という検索ボリュームはあくまで目安です。
一位をとっても「そのアクセス数しかとれない」という訳ではありません。
僕が運営していた音楽系のサイトでは、月間10~100のキーワードで作成した記事が1日300pvくらい(2位に落ちるまで1年以上)集めていました。
この1記事で月間9000pvです。
これを蓄積していけば「月間アクセス数が〇〇万!」なんて事は、そんなに難しいことではありません。(と言っても狙うジャンルやトレンドによりますがm(_ _)m)
10~100くらいの検索ボリュームでも見捨てることなく、しっかり狙っていくようにしましょう。
「ブログ」は成長するもの
少しずつアクセスを集めると、ブログそのものがGoogleから評価されるようになります。
Googleに評価されると、ブログの自体のランク「ドメインパワー」が上がっていくので、徐々に難易度の高そうなキーワードでも上位表示できるようになってきます。
要は、ドラクエみたいなもんです。
少しずつ安定したアクセスを集めて、サイトのレベルアップを目指していきましょう
6:検索意図を読み取って「想定読者」をイメージ
狙う[SEOキーワード]が決まったら、「想定読者」をイメージしていきます。
[検索意図=検索者の目的]なのに対して、想定読者は、「読んでくれる人の人物像」といった感じです。(ペルソナですね)
「想定読者」を決めることで『的外れな記事を書いてしまう失敗』を防ぐことができます。
「想定読者」をイメージするコツ2つ
- 実際に検索してみる
- 健在ニーズ、潜在ニーズを読み解く
今回は、[副業 おすすめ ブログ]で考えてみます。
①:実際に検索して「検索意図」を考える
検索意図は自分で考えるのではなく、実際に検索して『検索上サイト』を見てみましょう
そうすることで、より正解に近い検索意図をイメージすることができます。
正確な検索順位を確認するために、「シークレットモード」で検索します。
選定した「キーワード」を入力して検索
検索結果を元に検索意図をイメージしていきます。
検索結果に出てきた、各記事の切り口は以下のような内容。
- 副業ブログでそもそも稼げるかどうか
- アフィリエイトブログの始め方について
- ブログで稼ぐ仕組み(初心者向けに解説)
- なぜブログが副業にオススメなのかについて
- 最新のブログ事情について(実態)
これらの記事は、「副業ブログを始めようと、検討してる人」に対して書かれていることが想像できます。
②:「健在ニーズ」「潜在ニーズ」を読み解く
「健在ニーズ」と「潜在ニーズ」を想像すると、さらに人物像がイメージしやすくなります。
2つの違いは以下のとおりです。
- 顕在ニーズ
検索結果やキーワードから推測できる目に見える目的 - 潜在ニーズ
読者も気づいていない本質的に知りたいこと
大切なのは「潜在ニーズ」を満たしてあげることで、その悩みを取り除くために、適切な情報と提案をしてあげなくてはいけません。
[副業 おすすめ ブログ]の場合だと↓
顕在ニーズ
- ブログの始め方を知りたい
- ブログで稼げるかどうか知りたい
- 初心者でも稼げるか情報を知りたい
潜在ニーズ
- 副業ブログに興味はあるが、まだ疑いを持っていて、それを解決したい
- 金銭的、身体的自由を得るために収入の柱が欲しい
- 興味はあるが失敗したくない
何となくこんな感じかと思います。
ある程度イメージできれば、あとは「想定読者」に対して、顕在ニーズと潜在ニーズを盛り込んで記事作成すればOKです。
SEOキーワード選定のコツ6つ
SEOキーワード選定のコツは下記の6つです。
SEOキーワード選定のコツ
- ロングテールキーワードを狙う
- 敵が強くても「必要な記事」は書く
- トピッククラスターを意識する
- 収益記事への流入を目指す
- 1ページ1キーワードを心がける
それぞれ解説していきます。
1:スモールキーワードから狙う(ロングテールKW)
SEOキーワード選定では、スモールキーワード(ロングテールキーワード)から狙うようにしましょう
[検索キーワード]には、ビッグ、ミドル、スモールの3種類がありますが、まずは「悩みは深いけど、検索人数が少ない」スモールキーワードから狙うのがコツです。
例えば、下記のような
- ブログ・キーワード選定・やり方
- 副業・おすすめ・会社員
- 転職・営業職・30代
といった、3~4語のキーワードです。
スモールキーワードを狙うメリット
- 「悩みが深い」=的確な情報を届けやすい
- 競合が少なく、上位表示させやすい
スモールキーワードでも上位を取れば、確実に検索流入はあります。
これらスモールキーワードを積み上げて、最終的には検索ボリュームの大きい[ビッグキーワード]を狙っていきましょう。
2:敵が強くても「必要な記事」は書く
SEOキーワード選定で敵が強すぎるキーワードが出てきたとき、それがブログに必要な記事であれば避けずに書く事をおすすめします。
敵が強くても書くべき理由
- 競合キーワードはニーズがある
- ブログ全体の専門性が高まる
- 収益記事=ビッグKWがほとんど
例えば[転職]をテーマにしたブログ(100記事くらい)だったとして、その中に[転職サイト おすすめ]が一つも含まれていなかったらどうでしょうか?
せっかく「スモールキーワード」からアクセスしてくれた読者に、ニーズのある関連記事を提案できないのは[満足度の低下]に繋がりますし、何より勿体ないです。
なので、例え競合が強い「キーワード」だとしても、必要な記事は書くようにしましょう。
3:収益記事へのアクセス流入を目指す
スモールキーワードの記事が増えてきたら、収益記事(キラーコンテンツ)へのアクセス流入を目指しましょう。
収益記事(キラーコンテンツ)とは、商品・サービスなどを販売する目的のページのこと。(※要は稼ぐ為の記事:LPとも言う)これらにアクセスを集めることによって、売上アップを目指せます。
とは言え「収益記事」単体でアクセスを集めるのはめちゃくちゃ難しく・・
- 敵が強くてEOで上位表示できない
- 新商品で知名度がなく検索されない
などの理由で、簡単ではありません。
なので「集客記事(※スモールキーワード)」からアクセスを流すことを意識しましょう。
ポイント
「収益記事」と「集客記事」は切り分けて考えるのがコツ。
「収益記事」でSEO上位を目指すことよりも「収益記事(スモールキーワード)から、どのように繋げるか?」を意識してキーワード選定するように心がけてください。
4:トピッククラスターを意識する
ブログ内の記事を増やしていく際は、トピッククラスターを意識するようにしましょう。
トピッククラスターとは、ブログサイト内の記事を戦略的にグルーピングして、内部リンクで関連記事をつなぐ施策のこと。
これによって、記事郡やブログ全体のSEO評価を高めることができます。
最初から「ビッグ」や「ミドル」キーワードで上位を目指すのは難しいですが、これを意識すれば、少しずつ中心記事の評価が高まり、上位を目指せるようになります。
これらを構築するには、それなりに記事数も必要になってきます。焦らずコツコツ積み上げていきましょう。
5:1ページ1キーワード(複合キーワード)を意識する
SEOキーワード選定は、1ページ1キーワードを心がけるようにしましょう。
というのも、SEOキーワードを1記事内に詰め込み過ぎると、気づかぬうちにテーマが逸れてしまったり、対象ユーザーへの情報がブレてしまうからです。
慣れてくると、いろいろなキーワードで上位表示させたくなるものですが、そのせいでユーザーの検索意図(解決したい悩み)からズレてしまっては本末転倒です。
基本的には[1ページ=1キーワード]を心がけ、ユーザーに有益な情報をピンポイントで届けられる記事作りを心がけましょう。
SEOキーワード選定後にすること4つ
SEOキーワード選定後にするべきことは以下4つです。
- 記事を作成する
- 検索順位をチェックする
- 順位に応じて記事をリライトする
- 定期的にSEOキーワードを更新する
順番に解説します。
1:記事を作成する
SEOキーワードの選定が完了したら、記事を作成していきましょう。
ブログ記事を作成していく手順は以下、2ステップです。
- 記事の構成を作る
- 内容を執筆する
①:記事の構成を作る
「記事構成」とは、これから執筆する内容をまとめた「骨組み」みたいなもの。
最初に「構成」を決めておくことで、執筆速度も早くなりますし、進むべき道を見失わなくて済みます。
[選定キーワード]に対して一貫性のある記事を書くためにも、必ず作成するようにしましょう。
②:内容を執筆する
記事の構成(骨組み)が決まったら、あとは内容を執筆(肉付け)していくだけです。
構成がしっかり決まっていれば、迷うことなく書き進めることができます。
2:検索順位をチェックする
記事を公開したら、記事の順位を「確認・監視」するようにしましょう。
SEOキーワードで上位を狙うには「記事を公開して終わり」ではなく、順位の動向を確認しながら、リライト(記事修正や検索意図の変更)をしなくてはいけません。
ちなみに順位チェックは『検索順位チェックツールGRC
検索順位の動向を、毎日自動でチェックしてくれますし、動向をグラフで視覚的にチェックできるので、非常に便利です。(※無料でも使えます)
ポイント
検索順位チェックは手動でも出来ますが、時間を大幅にロスしてしまいます。
無断な時間を省いて作業を効率化するために、できるだけ早めに導入しておきましょう。
他にも『Rank Tracker』など検索順位チェックツールはありますが、GRCでも十分に順位動向は終えますし、何より格安です。
そして、日本のサービスなので安心して使えます。
「検索順位チェックツール」の導入方法については検索順位チェックツールGRCの機能と料金プラン紹介のページを参照してください。
-
-
検索順位チェックツールGRCの料金プランと導入手順【無料で使う方法】
続きを見る
3:検索順位に応じて記事をリライトする
記事の公開から2~3ヶ月経つと、あまり順位変動しなくなってきます。
このタイミングで、検索順位に応じてリライトしていきましょう。
リライトとは、過去の記事を見返して、よりユーザーが満足できる内容に修正する作業のことです。
リライトの基準は以下のとおり↓
- 50位圏外=検索意図がズレている
- 11位~50位以内=リライトで上位表示の可能性あり
- 10位以内=SEO評価が高い状態
①:50位圏外=検索意図がズレている
50位圏外の場合、記事の内容とユーザーの検索意図がズレている可能性が高いです。
この場合は、リライトしても上位表示できる見込みが薄いので、見切ってほかの記事をリライトするようにしましょう。
ちなみに、もう一度そのSEOキーワードで戦いたい場合は「新規記事として作成」するのがおすすめ。
併せて、過去記事からの301リダイレクトも忘れずに行っておきましょう。
②:11位~50位以内=上位表示の可能性あり
11位~50位の場合は「ある程度検索意図はみたせている」とGoogleから評価されている証拠。
リライトすれば上位表示の可能性ありです。
リライトのコツは「コンテンツ内容を充実させること」です。
- ライバル記事に含まれていない情報
- あなただけのオリジナル情報(独自性)
- 読者の潜在ニーズをより満たせる情報
などを追加していくことで、コンテンツの質は向上します。
ちなみに、Googleは検索結果に多様性を持たせたがっています。他にはない「独自性」を意識して、生地の評価を高めていきましょう。
ただし、検索ボリュームが大きすぎる「SEOキーワード」の場合、その記事単体で上位表示させることは非常に難しいです。
この場合は、関連したロングテールキーワードを狙いつつ、記事を内部リンクでつないでいきましょう。
③:10位以内=SEO評価が高い状態
10位以内の記事はSEO的にも高く評価されている状態。
さらに高みを目指して「記事のクオリティ」を高めて行きましょう。
具体的には、30位以内と同様に↓
- 検索意図の深堀り
- 独自性を高める
- 情報の網羅性を高める
といったことが中心となります。
また、記事のクリック率を高めるために「魅力的な記事タイトル」を追求することも重要な要素となってきます。
ただし、ここまで来ると自分ではコントロールできない領域で差がつく場合があります。
特に、上位1~3位以内になると、内容以外の様々な要因で順位が決定します。
例えば、
- ドメインの強さ
(パワーチェックツールで啓作可能) - 被リンク
(ほかサイトからリンクしてもらった数)
など、記事のクオリティ以外の部分で順位が決まったりもします。
まずは、30位以内と同様にリライトしつつ、それでも順位が上がらないようであれば、
SNS発信で「被リンク獲得」したり、関連記事の積み上げで「ドメインパワー」を高めたり工夫していきましょう。
4:定期的にSEOキーワードを更新する
SEOキーワードは定期的に更新するようにしましょう。
世の中の流行やトレンドは常に変化し続けています。SEO集客を成功させる為にも、常に新しい情報をとりいれて行きましょう。
狙うカテゴリー(今回の場合だとメインキーワード)にもよりますが、3~4ヶ月に一度くらいのペースがおすすめです。
定期的にキーワード選定をアップデートすることで、
- 新しいキーワードの発見
- 効果的なSEO戦略を行える
- 検索ニーズ・検索意図の変化に気づける
などのメリットがあります。
【無料】キーワード選定で便利なツール16個
ここからは、SEOキーワード選定で便利なツールを紹介していきます。
どれも無料で利用できるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
1:関連キーワード調査に便利なツール
無料のキーワード調査ツール。キーワード候補の拡張が可能。
ブログサイトに流入のあるキーワードをチェックできる。意外なキーワードも発見できる。
Googleサジェスト
Googleの検索窓に自動で表示される。関連する検索候補を表示してくれる。
入力したキーワードに対するニーズを視覚的にチェックできる。トピッククラスターの参考にもなる。
キーワードに関するリアルな悩みを調査できる。
キーワードに関するリアルな悩みを調査できる。
キーワードに関するリアルな悩みを調査できる。
2:検索ボリューム調査に便利なツール
Google公式の検索ボリュームチェックツール。
検索数、関連キーワード、競合サイト分析もできる。
検索数だけでなく、上位表示した場合の流入見込みをチェックできる
Google Chromeの拡張機能。検索画面で検索数を確認できる。
検索数だけでなく、上位表示した場合の流入見込みをチェックできる
3:競合調査に便利なツール
競合のSEO情報を網羅的に閲覧可能。
競合のユーザー属性を分析できる
競合が特定のキーワードで何位を獲得しているかわかる
競合の改善点もわかる。自社サイト分析にも有効
競合サイトの検索順位をチェックできる
SEOキーワード選定の注意点3つ
SEOキーワードを選定する上での注意点についても紹介しておきます。
SEOキーワード選定の注意点
- キーワードは管理しておく
- キーワードの入れすぎに注意
- YMYLの領域にあたる内容は避ける
1:キーワードと関連情報は管理しておく
選定したキーワードと関連情報は「Excel」や「スプレッドシート」で管理しておくようにしましょう。
主に、以下のような↓
- 対策したキーワード
- 検索ボリューム
- キーワードの難易度
- ライバルブログのURL
など管理・保存しておくと便利です。
過去のキーワードの動向もチェックできますし、対策し忘れているキーワードの発見にも役立つのでおススメです。
2:キーワードの入れ過着に注意!
記事内に適切にSEOキーワードを入れるのは大切ですが、過度な入れすぎには注意が必要です。
キーワードを記事内に過度に入れすぎると[無意味にキーワードが多く入ってる=スパム]と判定され、SEO評価が下がってしまいます。
また、不自然にキーワードを多用しすぎると、ユーザーにとっても見づらい記事になってしまうので、やりすぎ内容に注意しましょう。
3:YMYLの領域にあたる内容は避ける
「YMYL」というのは、Your Money Your Life の頭文字をとったもので、幸福で健康な生活を送る上で、大きな影響を与える可能性があるページのことをさします。
具体的には「病気や健康に関する内容、薬やサプリ、医療に関することなど人体に影響を与えるもの」のことを言います。
YMYLジャンルに関しては、非常に評価基準が厳しく、公式サイトや医師などの専門家によるサイトでないと上位を狙うことは難しいです。
個人ブログではなかなか太刀打ちできないので、SEOで戦うのは避けましょう。
まとめ:SEOキーワード選定は”根気強く”行おう
本記事ではSEOキーワード選定のやり方について、解説しました。
SEOキーワード選定のやり方
- メインキーワードを決める
- 複合キーワードを抽出する
- 検索ボリュームをチェックする
- キーワードを分類してカテゴリ分け
- キーワードに優先順位をつける
- 検索意図を考え、想定読者をイメージ
SEOキーワード選定はとにかく時間がかかる作業で、正直とてもメンドくさいものです。検索需要の多いSEOキーワードなんかは、選定に丸一日かかることも普通にあります。
とはいえ、SEOキーワード選定はブログの戦略を立てる上で最重要です。
適切にキーワード選定を指定していくことこそ、SEO集客を成功させる重要な要素に他ありません。
本記事を読了したら、迷わず手を動かして「SEOキーワード選定」に取り組んでみてください。
という訳で、今回は以上です。
最後までありがとうございました。