Googleアドセンス審査に合格できる記事数は何記事ですか?
具体的な基準を教えて欲しいです。
結論
記事数は「5~10記事」。
文字数は「2000文字以上」を目安にしてください。
ここでは、合格経験10回以上、審査サポート経験もある僕が「記事数」「文字数」の目安について解説していきます。
ここでわかること
本記事を参考にすることで「記事数」「文字数」における目安を理解しつつ、審査合格までにやるべき事を明確にする事ができます。
本記事の信頼性
Twitter:トミヨシ(@tomiyoshisuzuki)
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僕はこれまで、何度もGoogleアドセンスの審査に合格しており、それを元にしたアドセンス審査サポートも行ってきました。
なので、アドセンス審査に関してはそこそこ得意な方です。
以下、所有しているアドセンス合格サイトの数(アドセンス管理画面より)↓
期限切れで再審査が必要なものや、消してしまったサイトもあるので、現在は7サイトしか確認できませんが...。それでも、アドセンス審査に関してはかなり得意な方だと自負しています。
ちなみに、以下は「アドセンス審査の合格基準」を検証する為だけに2020年(コロナ禍)に作成したWordPressブログ↓
この時期はコ〇ナ禍で審査に合格しにくいと言われていましたが...。基本を押さえればちゃんと合格できました。
※今は期限が切れて消えてしまったので、別サイトでまた検証してます。
「はてなブログ(無料版)」でも検証しました↓
「無料ブログでは合格できない..」と巷では言われていますが...。「それは本当なのだろうか?」と思い、検証してみたところ、合格できちゃいました。
※これも放置しすぎて広告停止されちゃったので、再申請中です。
合格したら、公開しますね。
2022年には、これらの仮説を元に、御年75際になる新米ブロガー(僕の父)にアドバイスしたところ、無事に合格↓
今では収益化にも成功しています。
「審査に合格した回数」なんて、何の自慢にもなりませんが・・・数をこなしたおかげで解ってきたこともあります。
これらの経験を元に、Googleアドセンス審査における「記事数」「文字数」の目安について解説していきたいと思います。
目次
Googleアドセンス審査に必要な「記事数」「文字数」は?
結論から言うと、Googleアドセンス審査に必要な「記事数・文字数」は「1500~2000文字 × 5記事」が最低ラインです。
理想は2000文字くらいのボリュームで10記事ほどで審査申込みが理想ですが、5記事超えていれば、とりあえず問題ない印象です。
それより少なくても通る可能性はありますが、不合格になる可能性の方が高いので、あまりオススメできません。
「少ない記事数(文字数)で合格したよ!」という実績が欲しければ別ですが、あまり意味がない気がします。
検証したサイトは5記事で合格しました
過去にも検証用サイトを立ち上げて実験したことがありますが、その際は「5記事」で合格しています。
以下、検証したサイトです
※現在はサイトが消えてます。当時から内容を変えてないので、ウェイバックマシーンからアクセスすれば内容は確認できます。スポンサーリンクの部分がアドセンス広告です。
ちなみに現在は、新規ブログ2023年バージョンで検証中(審査結果待ち)です。
結果が出たら詳細はここで共有します。
追記:検証用ブログも無事に合格しました
当初の予定としては、
- 5記事完成で審査申込み
- 不合格なら→5記事追加
- 10記事で→再審査申込み
- 不合格ならまた→5記事追加
- これを繰り返す
- 25記事でも不合格なら他に問題あり。
上記の流れで検証するつもりでしたが、運良く5記事で合格できました。
アドセンス審査に「記事数」は関係ない
上記で「最低5記事」と断言しておいてアレなのですが、Googleアドセンス審査の合否に記事数は関係ありません。
なぜなら、Googleアドセンス審査では「記事数」だけでなく、サイト全体のテキスト量もチェックされるからです。
下記は不合格時の「コンテンツの量」に関してGoogleアドセンスが言及している項目。
コンテンツの量が不十分
サイトに掲載されているテキストが少なすぎたか、サイトが「作成中」とみなされています。サイトに質の高いコンテンツを十分に掲載することで、有益なユーザー エクスペリエンスを提供し、ユーザーに最適な広告が配信されるようにする必要があります。
- ページで十分なテキストを使用していることをご確認ください。画像や動画、Flash アニメーションが大半を占めるサイトは、承認されない可能性があります。
要約すると、「有益な情報を含んだ十分なテキストコンテンツがないと審査に合格できませんよ」と書かれています。
つまり、「記事数」が多い少ないの問題ではなく、審査の基準を満たすだけの有益なテキストが必要というわけですね。
3000文字以上×5記事でも不合格でした
では「文字数が多めに入った記事なら合格できるのか?」というと、これまたそうではありません。
というのも、実は検証用サイトでも一度目は不合格になっていて、その時は「文字数が多ければ合格するのか問題」を試したんです。
内容としてはエンタメ系の記事(申込み手順など、どこにでもある内容)で3000~4000文字で申し込んだのですが、見事に不合格・・・。
ある程度の有益性は担保しつつ、文字数に特化して作ってみましたが、ダメでした。
やはり記事数なんかよりもっと大事なことがあるみたいですね。
オリジナル性を欠いた記事は「文字数」が多くても不合格
重要なのは、記事の「独自性(オリジナル性)」と「有用性」で、特に独自性の部分にGoogleは敏感です。
その後、独自性を意識してオリジナルの記事を書いてみたところ、無事に合格。
思いつきで書いた記事内容なので、有益か?というと微妙でしたが、オリジナルという点では自信がありました。
ちなみに、Googleアドセンスヘルプでも「コンテンツの質に関する問題」で言及しています。
コンテンツの質に関する問題
サイトのコンテンツの品質に問題があります。ユーザーに付加価値を提供するような、情報量の多い独自のコンテンツが十分にないとみなされています。サイトに掲載するコンテンツは、ユーザーがアクセスしたくなるような、独自性と関連性の高いものにしてください。
要するに、「誰かの役に立つ有益な内容」で「オリジナルの記事」を掲載してくださいということですね。
これらを意識していないと、どんなに「記事数」「文字数」が多くても合格できないので注意してください。
これに関しては[アドセンス審査に最適なネタ3つ【内容に求められるものとは?】]のページで解説しているので、チェックしてみてください。
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Googleアドセンス審査で求められるブログ内容と書き方【最適なネタ3つと合格のコツ】
続きを見る
「文字数」「記事数」以外の部分に目を向けよう
アドセンス審査においては「記事数」「文字数」以外の部分にも目を向けるようにしましょう。
アドセンス審査の対象は、コンテンツ量だけではなく、あくまでサイト全体です。
例えは、
- プログラムポリシーを守る
- プライバシーポリシーを設置する
- 著作権・パブリシティ権に注意
- アクセス解析などのサイトの設定
- サイトの操作性や見た目の改善
などなど、これでもほんの一部ですが、これらの基準を一つ一つクリアしていくことが大切です。
20記事以上で不合格なら他に問題ありかも?
これはあくまで目安ですが、20記事以上で不合格なら「記事数・文字数」以外に問題ありと考えたほうが良いです。
というのも、ある程度の基準を決めないと、不合格の連続というループにハマり迷走してしまうからです。
「記事が足りない?」「文字数も足りてない?」と、答えのない迷走を繰り返して「思考停止で量だけ増やす」なんて事が無いように気をつけましょう。
5記事でダメなら、内容か、サイトの設定か、著作権か?
こういった他の部分にも目を向けながら、アドセンス審査に合格できるサイト作りを目指しましょう。
これに関しては、下記の記事が参考になるのでチェックしておきましょう。
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Googleアドセンス審査に通らない理由と落ちた時の対処法【再申請のやり方とコツ】
続きを見る
「少ない記事数で合格」のマウントに惑わされないこと。
併せて、「少ない記事で合格したぜ!」のマウントに惑わされない事も大切。
なぜなら、人それぞれ状況が違うから・・。
取り組むジャンル、コンテンツの質、スキルも違うので、こういった情報に惑わされていては迷走&メンタル消耗するだけです。
「人は人、自分は自分。」と割り切って、自分のペースで記事を積み上げていきましょう。
Googleアドセンス審査における「重要なポイント」3つ
これまでは「記事数」「文字数」の部分に焦点を当てて解説してきましたが、アドセンス審査に合格するには、もっと重要なことがあります。
それはプログラムポリシーに準拠(じゅんきょ)すること。
要は「アドセンスが掲げるルールをちゃんと守りましょう」ってことですね。
「サイトが承認されるには?」の動画でも語られていますが、主に3つが挙げられています。
- コンテンツの有用性(有益であること)
- 複製されていないコンテンツ
- サイトナビゲーション(操作性)
①:有用性の高いコンテンツ(有益な記事)
有用性とは「人の役に立つ」ということ。
「誰かの役に立つような価値のあるコンテンツ(記事の内容)でないと、審査には合格できませんよ」ということですね。
わかりやすい例で言うと「○○の方法」とか「○○の手順」といったようなハウツー系の記事だったり、「○○を使ったみた」というようなレビュー系の記事も有用性のある記事となります。
「今日は〇〇でご飯を食べました~」といった日記のような記事では、価値がないコンテンツと判断されてしまうので注意してください。
これに関しては以下の記事が参考になると思うので、チェックしてみてください。
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Googleアドセンス審査で求められるブログ内容と書き方【最適なネタ3つと合格のコツ】
続きを見る
②:複製されていないコンテンツ
審査に申し込むコンテンツは、複製されたコンテンツでない独自性(オリジナリティ)が求められます。
つまり「コピーして真似したサイト、簡単なリライト程度の記事は見破りますよ!」ということですね。
ダメなサイトの例
- 他人の記事を丸々コピーしたサイト
- 他人の記事の「語尾や言い回し」を変えただけの内容
- 人の文章をリライトしただけで独自の意見や感想が含まれない記事
人の記事を、そのままパクるのはもちろんダメですが、言い回しを変えてリライトした程度の内容も「価値がない」と判断されるので注意してください。
Googleは多様性を重視している
Googleは、検索結果に「※多様性」を持たせたがってるので、すでに世の中に存在する似たような記事は「価値がない」と判断してしまいます。
(※多様性:いろいろな種類や傾向のものがあること。)
以下、アドセンス公式ヘルプより↓
別のサイトの記事や埋め込み型動画など、外部のコンテンツを使用する際はご注意ください。最も重要なのは、専門家の知識、何かを改善する方法、クチコミ情報、自分のアイデアなど、他にはない独自のコンテンツを掲載することです。Google サイト運営者 / パブリッシャー向けポリシーで定められているように、AdSense 広告は、独自性がないコンテンツや著作権で保護されたコンテンツを掲載しているサイトには表示できません。そのようなコンテンツへの広告掲載はポリシー違反に該当するため、広告配信の停止やアカウントの閉鎖につながる場合もあります。
【引用:Adsenseヘルプ】
Googleアドセンスの審査は、こういった部分に特に敏感で、複製コンテンツに関して厳しい見解を示しているので注意が必要です。
自サイト内のコピーコンテンツにも注意!
しかも、これは外部のサイトだけに限らず、自分のサイト内でも同じことです。
審査に申し込むブログサイトの中で「同じ文章」「同じタイトル」またはそれに近い場合は、重複したコンテンツとみなされてしまうので、注意が必要です。
また、審査に限らず「重複したコンテンツ」があると、検索結果に表示されない(インデックスされない)可能性があるので、気をつけてください。
③:サイトナビゲーション(操作性)
ユーザーが操作しやすいサイトにするために、カテゴリー分けや、メニューバーを活用しましょうと言っています。
要は、読者がそのサイトを見に来たとき、求めている「情報」にたどり着きやすいか? ということですね。
先ほどの「全てのページにリーチできること」という項目にも似ている部分で、訪れたユーザーが迷わずに求めている記事にたどり着けるようにすることが大切です。
操作性の良いサイトの例
- トップページから2クリック以内で各ページへ行ける
- カテゴリー分けがしっかりされていて、わかりやすい
- Passなどで記事がロックされていない状態
- リンクをたどって全てのページに行くことができる
※注意:意外とやりがちなのが、WordPressの固定ページへのリンク忘れです。
WordPressなどで固定ページを作った場合、メニューリンク内(ヘッダー、フッターなど)に含めないと、トップページからアクセスできません。
審査の段階では、公開している全てのページにトップページからたどり着けるようにしておきましょう。
詳しくは、[完全ロードマップ!Googleアドセンス審査のやり方]の記事が参考になります
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【2023年】Googleアドセンスの始め方【審査の申請手順と合格のコツ】
続きを見る
禁止コンテンツにも注意
どんなに、「記事数」「文字数」の基準をクリアしていたとしても、禁止コンテンツを扱っている場合は、絶対に審査に通りません。
絶対に審査に通らないコンテンツ
- 違法なコンテンツ
- 知的財産の侵害
- 絶滅危惧種
- 危険または中傷的なコンテンツ
- 不正行為を助長するコンテンツ
- 不適切な表示に関するコンテンツ
- 悪質なソフトウェアまたは望ましくないソフトウェア
- 露骨な性的描写を含むコンテンツ
- 国際結婚の斡旋
- 家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 児童の性的虐待や小児性愛に関するコンテンツ
上記の項目に該当すると絶対に審査に通らないので、注意してください。
詳しくは、アドセンス公式ヘルプ「Googleサイト運営者/パブリッシャー向けポリシー」で確認できるので、一度目を通しておきましょう。
Googleアドセンス審査期間の目安は?
Googleアドセンスの審査期間は通常、数日ほどで完了しますが、場合によっては2~4週間ほどかかることもあります。
Google がお客様のサイト全体を審査し、AdSense プログラム ポリシーを遵守しているかを確認します。通常、審査は数日で終了しますが、2~4 週間ほどかかる場合もあります。
とはいえ、審査の結果は「合格」でも「不合格」でも必ず来るので、気長に待ちましょう。
審査確認フォームは無意味
ちなみに、「審査確認フォーム」と言うものが以前はありましたが、現在は稼働していないので、利用しても無意味です。
場合によっては長期間待つ事になるかもしれませんが、気長に待ちましょう。
審査中に記事の削除をすると回答が遅くなる
Googleアドセンスの審査に申し込んでいる期間中は、記事の削除は出来るだけしないようにしましょう。
「この記事やっぱりいらないかな...」と削除してしまった場合、通知が遅れる場合があります。
これは、アドセンス公式の「サイトが承認されるには?」の動画でも紹介されている内容。
記事を削除したい場合は、審査の結果が出てから削除するようにしましょう。
また、記事の削除後は「404ページ」が発生する原因にもなるので、インデックス削除依頼も忘れずに行っておきましょう。
まとめ:合格できる記事数・文字数は?
今回はGoogleアドセンス審査における「記事数」や「文字数」の基準について解説してきました。
以下、本記事のまとめです。
- 「1500~2000文字×5記事」が最低ライン
- そもそも記事数・文字数が審査の基準ではない
- オリジナル性が低いと記事数が多くても不合格
- 20記事で不合格なら他に問題あり
- コンテンツポリシーを守ることが最重要
Googleアドセンスの審査基準は「記事数」「文字数」だけでなく、様々に要因が絡んでいます。
ここで紹介した内容を参考に、合格へ向けて地道に頑張っていきましょう。
本記事の感想もいただけると幸いです
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また、質問も受け付けています。
特にアドセンス審査で迷走している方には、何かしらアドバイス出来ると思うので、気軽に質問してくださいね。
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最後までありがとうございました